と、言うことになっている。

言うことになっているんだが、いつからだが思い出せない。
正確に言うと思い出したくないと言うべきだろうか。
そんな起源はこの際、何の探偵比較役にも立たないのでどうでもよい。

相手に対する呼称と言うのは色々とあってお互いが認めたものでなければ意思の疎通が図れない訳である。
結婚している時はお互いに名前で呼び合っていたが、子供が産まれたら〝ママ〟〝パパ〟になって、親同士でも名前は言わず〝ママ〟〝パパ〟になってしまう。
相手の名前は充分に相手への発言だと分るが、〝ママ〟〝パパ〟当人たちが作った子供からの呼称である。
この伝は昔なら〝お父さん〟〝お母さん〟や〝父ちゃん〟〝母ちゃん〟であった訳だ。
それがどう言う訳か何の変遷もせず〝爺さん〟〝婆さん〟に。

若い人ならと言うより、自分で自分の年齢を正確に把握できていない人は〝ダーリン〟とか〝ハニー〟とか言うかもしれない。
然し、〝ダーリン〟とか〝ハニー〟と言うのは当人同士が熱病に浮かされている間はまぁ許せる範囲だろうが、歳を重ねてくると違和感があるのではないか?!
とても相手に向かって〝ダーリン〟や〝ハニー〟は小恥ずかしくて言った自分も違和感があるし、相手が自分のことだと認識してくれる可能性が低くなるような気がする。